ここが噂の髑髏城…

「髑髏城の七人のチケットとれた!12月12日の午後は空けといて!」

 

興奮気味で報告してきた母。大人気の劇団、歴史ある作品、話題の劇場、豪華キャスト。まさか当たるとは思っていなかったらしい。普段、母とわたしは「この舞台見たい…」と思ったらふたりで相談して日程を合わせて申し込み、チケットが手に入れば一緒に観劇していた。とは言ってもひと月に1回のペース。髑髏城の七人上弦の月も、そのいつもの舞台観劇のうちのひとつ…

 

…のはずだった。

 

ここからは下はダラダラ当日の観劇前のことをアヘ顔で思い出しているだけなので、興奮さを伝えられたらいいと思う…

 

来たる12月12日。

その日は夕方まで大学があったため、帰りは自宅に向かうのとは逆の電車に乗り、特に何の心構えもなく母との待ち合わせ場所へ向かった。いつも通り、あらすじをホームページで一読、キャストを確認、最寄り駅から劇場までの経路を検索…劇場まで先頭を歩くのはわたしの役目なので、無事にたどり着けるか…な…

 

って、おい!最寄り駅からの行き方めっちゃ簡単じゃん…!道1本しかねえじゃん!さら地の奥に建つ劇場の存在感すごいし!迷うはずがねえなこれ!はい着いたー!

 

ドーン!

 


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おおー!かっけー!看板でけー…

いつもの劇場は、ポスターサイズが最大だったので、見上げるほどにでかい看板に興奮。規模の大きさよ…!聞いてはいたけど、なんか客席360度まわるっていう最新の劇場らしいし公演数ハンパない多さらしいし(チケットもお高いし)流石だな…

 

もう開場していたんで、チケットもぎってもらい入場。

 


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わぁ〜!赤いロビー〜!高級感ある〜!横断幕でけ〜!人口密度高〜!ライトお洒落〜!

 

パンフレットは観劇のたび毎回買っているんで、買いに行くと、今までの公演のグッズがもう今までの舞台では見たことのないくらいの量たくさん売っていて、やっぱ規模が大きいな…と圧倒されながらも購入。思ったよりもサイズでかい…w けど入場時に貰った袋が大きめだったから入るね☆

 

という流れで客席に向かった。客席に母を連れていくのもわたしの役目だ。ドアをくぐり、階段を登り…よいしょ…さぁ席はどこ…

 

(…って、ちょっと待って?なにあの真ん中の頭上にある黒い機械!めっちゃライブ会場みたいじゃない?!つか音楽超かっこよくない?!今日時代もの見に来たんだよね?最高なやつやん!!…)

 

脳内で大盛り上がりしながら席を見つけ着席。後ろから2列目、中央め、顔を動かさずとも全体が見渡せる席だった。(このあと、さっき脳内で思ったことを始まる前に全部母親に喋った。)

 

今考えれば、この時点で既に沼の入口に立っていた気がする。てか、こっちだよ〜と自然な流れで誘導され、今からあんたはすんげえもの見ることになるから、ちょ〜っとここで待っててね♡っていうステアラ様からの、劇団☆新感線様からの、挑戦状だったのかもしれない。

 

ただ、始まるまでは普段通り、入場時にもらったチラシの束を眺めたり、目に前髪がかからないようにしたり、オペラグラスの用意をしたり、スマホの電源落としたり、ソワソワしたり、客席の様子を見渡したり、目薬をさしたりし、直前の1分はハンカチを握ってベストポジションな観劇の体勢を整えた。

 

♪ ドンチャッ  ドンチャッ  …

 

赤ライトペカーーー

 

(なにこれめっちゃカッコいいんだけどこの始まりなにこれ!!!!!ちょっと待って急に緊張してきた待…)

 

♪ワァァァァァァ

 

白ライトペカーーー

 

ここでわたしの脳内もワァァァァァァだ。おそらく、最高すぎてにやけていたと思う。

 

♪プルルルルルル…

 

え?なに?と突然のベル(あとから、新幹線の発車ベルと言っている方を見つけて、痺れた)に驚いている間に、時は天正

 

 

もう、当日の観劇中のことは覚えていないに等しい。大興奮していたことだけは覚えている…帰りの電車、あっという間だったな…帰ってから狂ったように、パンフレット熟読して、新感線の過去作品の動画やらキャストさんのインタビューやら漁ったな…

 

そしてふと気づいたよな…

 

新たな沼に来ちまったな…とな…

 

 

ここまでは、圧倒的語彙力のなさ!という感じだった(まあ語彙力は元から無いけども)。拙い文をここまで読み進めていただき本当に感謝します。次の投稿では、具体的に、髑髏城沼にズブズブにハマっていった理由を分析して行こうと…思う…たぶん…w